昌平VS広島皆実 神村学園VS秋田商業
高校サッカー見に行ってきました。
対戦カード的にも家の近さ的にも、どう考えてもNACK5に行くしかなかったですね。
1試合目 昌平VS広島皆実
正直昌平が押せ押せで勝ち切るかなと思いました。しかし、そうでもなかった。まず、昌平のストロングポイントになかなかボールが入らない。個人的には9番佐相選手もそうですが、17番森田選手が攻撃の起点だと思っていました。しかし、広島皆実がそこに入れさせない。昌平がボールを持った瞬間に守備ブロックを形成させ、的確にボールを入れさせることを防ぐ。
とはいえ、一瞬の隙をつき、佐相選手が先制ゴール。これで決まったかなと思いました。
しかし、広島皆実もさすがに全国制覇を経験しているだけはあります。すぐに前線をテコ入れ。7番藤原選手を生かすために、10番若宮選手を投入。これがうまくはまりすぐさま同点。ここから試合は膠着します。昌平はなかなか崩すことができず、結果的にセットプレーでしかチャンスメイクができず。広島皆実もカウンターから3トップがチャンスを作り続けますが、昌平1番緑川選手がビッグセーブ。結局PK戦で昌平が勝ち切りました。
昌平は初戦の硬さもあってか、予選のようなスムーズでワクワクするようなサッカーが鳴りを潜めてしまいましいたが、随所に光る技術の高さに脱帽でした。2回戦が楽しみです。やはり17番森田選手にボールが入るかどうかがポイントだと思っています。
これは個人的にはすごい楽しみでした。神村学園の14番高橋選手のプレーを一度見ておきたかったので。
試合が始まってびっくり。なんと秋田商業はその14番高橋選手に対して密着マンマークを付けました。しかし高橋選手も頭が良かったですね。自分のポジションを微妙なところにすることによって、的確にスペースを空けていました。おかげで10番原田選手が自由にボールを持つことができる回数が増えていました。
最終的には高橋選手が試合を決定するゴールを決めるので、その辺りはさすがですね。
あとは5番の選手が絶対にヘディングで負けない。
逆に秋田商業はもっとロングスローやセットプレーのバリエーションを増やして徹底するべきでした。
6番の選手がスローインしてもコーナーキックでも良いボールを配給できていた分、中でもっと工夫が出来ていれば勝機はいくらでもあったと思います。6番をスイッチにして前線が一斉に動き出すとかね。
にしても神村学園の高橋選手はあのプレッシャーの中で的確にできる仕事をしていたましたね。さすがでした。
コーチを始めたことでサッカーの見方も変わりました。何が面白かったかというと、選手交代のタイミングやどこをどう変えるかということが割と当たっていたということですね。本当に監督業は奥が深くて面白いです。