考える力

そろそろ2017年も終わります。

 

今年の振り返りをしようとも思ったのですが、年末に最も刺激的な5日間を経験することができたので、まずはそちらの振り返りをしようと思います。

 

母校の試合合宿に4泊5日フルコミットで参加してきました。どこかチームを持つというわけではないけど、合宿に行った3チームに時間が許す限り帯同してコーチングお手伝いしただけですが。

 

たまたま時間があっただけで、僕はよく3チーム中2チーム目のチームを見ていました。

 

このチーム、うまいんです。一人一人のポテンシャルは非常に高い。だけど、このチームで戦うことになったんです。

 

なぜでしょうか?

 

その答えはおそらく出てきません。教えられません。僕は監督ではないので。

だから考えて欲しい。自分に何が足りないのか。

 

とはいえ、ヒントもなしに答えを見つけることができれば、とっくに彼らはトップチームにいるでしょう。だから、少しずつこの合宿を通じて小言を言いつづけました。

1年生2年生問わず。嫌われる覚悟で。

 

この合宿を通じて上手くなった成長したなと思う選手はたくさんいました。

そういった選手たちに共通して言えることは、嫌かもしれないけどまずはアドバイスを受け入れてそこから考えることができる、ということだったと思います。

 

ある選手は、味方のミスに対してふてくされるような態度は取らなくなりました。ある選手は守備をするようになりました。ある選手は声が出るようになりました。ある選手はボールを簡単に後ろに運ばなくなりました。

 

嬉しいですよね。俺の言うことを聞いてくれたことが嬉しいのではなく、何をすべきなのかをしっかり考えてもがこうと、そのために俺を利用してくれていることが。

 

人は一人だけでは成長できません。ただ、人に頼ってばかりでも成長できません。結局行動を起こすのは自分なので。その微妙なバランスを自分で取れていた選手はこの合宿を通じて成長を感じることができたのではないかなと思います。

 

そして、この合宿だけでなく、今後の練習、試合も常に意識して取り組んでくれればなと願うばかりです。