選手権決勝

群馬県代表前橋育英高校VS千葉県代表流通経済大学付属柏高校でした。

 

結論ですが、この2チームは本当に高校生レベルを超えていますね。一人一人の基礎スキルが非常に高い。

昨日は雨も降っていて、ピッチを滑り自分だったら非常にやりにくいな、と思いましたが、トラップもほとんどずれない。さすが、人工とはいえ、常日頃から芝のピッチで練習しているだけはありますね。

 

両チーム、要所要所で光るところがありました。敗れてしまった流経大柏は、20番の三本木選手と4番の宮本選手は非常に素晴らしかったです。三本木選手は初出場ながら、

相手のキーマンである10番飯島選手にマンマークをつき、ほとんどの時間仕事をさせませんでした。さらに、それだけでなく、随所で発揮していたパスセンスも目を見張るものでしたね。宮本選手は本当に縁の下の力持ちですね。派手なプレーはしない一方、CKのはね返し、インターセプトなど、やらせてはいけないポイントを必ず押さえていました。まさにキャプテンといったところでしょうか。

 

前橋育英は、ディフェンスラインと13番宮崎選手です。ディフェンスラインはさすが前回大会の雪辱を果たすべく、気持ちが入っていましたね。決定的なシュートはほとんど打たせなかったのではないでしょうか。13番の宮崎選手は、試合が膠着したいた時に、しっかりアクセントを加える役割を果たしていましたね。スーパーサブとは聞こえはいいですが、やはり選手としては悔しいものでしょう。しかし宮崎選手は短時間で自分のすべきことを整理した上で試合に臨むことができ、相手の脅威であり続けました。

 

選手もそうですが、やはり見ものだったのは両指揮官の采配でしょう。流経大柏の本田監督の選手層を信じ次々に選手を送り込みました。一方の前橋育英山田監督は、タイミングを見計らってここぞとばかりに宮崎選手をピッチに送り出しました。善悪はもちろんありません。単純に見ている側としてもどちらの采配もしびれるものがありました。

 

ただ、もし自分が指導者であれば、おそらく山田監督のような采配をすると思うので、もっと本田監督よりの采配も勉強していかなければなと感じました。

 

それにしれも良い刺激でした。